喪女の脱皮 ぷたろう子上京日記

アラサー、喪女、無職なのに上京… もっさりぷたろう子の夢を叶えるブログ

上京する理由

それは「家族と離れるため」です。

特に父。

 

私は毒親(いわゆる機能不全家族)の元に育ちました。

父が自分本位すぎて、家族は振り回され続けてきました。

父親母親、それぞれ単体で見ると良いところもあるのですが、お互い全く正反対の性格・気質で何から何まで口論になります。

おそらく父の常識が世間の常識とはかなり離れているために喧嘩になるのでしょう。

 

父は父で可哀想な人でもあります。

父の母親(私から見ると祖母)は、地元では酒豪で意地悪な女性だと評判だったらしく(祖父がお見合い結婚した時は分からなかった)、大の子供嫌いなのにポンポン子供を産んで育児放棄をしました。

父含む兄妹たちは、お手伝いさんのような雇っている女性が育てたらしいです。

お金持ちの家では乳母やお手伝いさんがいる時代でもありましたが、祖母は単に子供が嫌いだから放置していたようです(自分の娘が病気で死にそうになってても放置、死んでも特に悲しまないほど。自分しか興味がないのでしょうね)。

未だに遠い親戚から「あの嫁(祖母)が来てから家系が悪くなった」と言われるほどです。

 

親から愛情を受けてこなかった父兄妹は、誰かを大切にするということが分からないまま育ち、親戚一同、意地悪で、お金をせしめることと人を蹴落とすことばかり考えている人がほとんどです。

従兄弟たちも、親戚だと言いたくないくらいの人ばかりです。

母は結婚当初、父の両親と同居していましたが、姑と父弟妹からのイビリが酷かったこと、初めての子(私の姉)を殺されそうになったことから同居をやめたそうです。

母、グッジョブ!!!

そんなヤバイ人たちと一緒に過ごさなくて本当に良かった!

 

言ってみれば父も、親の被害者の1人です。

けれど、どう生きるかは選べたはずです。

子供への接し方が分からなければ本を読んで勉強すればよい。

子供の喜ぶ顔が見たければ、子供にどうしたらいいか、どうしたいか聞けばよい。

子供が(ワガママではなく)正当な理由があってイヤだということは、やらなければよい。

自分の意見ばかりを通さず、妻や子供の意見に耳を傾ければよい。

病気で倒れた時、救急車を呼んでほしいと頼まれたら素直に呼んでくれればいい。

暴力ではなく、言葉で説明すればいい。

やってほしいことはやらず、やって欲しくないことはやるという矛盾をしなければいい。

 

簡単なことです。

けれど、こんな簡単なことが思い当たらない、できない、やりたくないのが親から虐待された証なのかもしれません。

今から考えてみると祖母は発達障害の可能性があり、父たち子供はそれを受け継いだのかもしれません。

なぜこんなにも他人の気持ちが分からないのだろう???と思うことばかりだからです。

父が私にどんなことをしたか例を挙げればキリがありません。

10人中10人が「お父さん変だね、逃げた方が良いんじゃない? 」というレベルです。

 

反抗期などという中二病的なものではなく、完全なる嫌悪が小学校の頃にはありました。

それでも肉親です。そんな酷いことを考える私が悪いのだと抑えてきました。

父の日にはプレゼントを渡し、社会人になったときには感謝の手紙を渡してきました。

…助長させるだけでした。

 

極め付けは去年、父親に首を締められたことです。近くに包丁がなくて本当に良かった。

親が子供の首を絞めるなんて終わりですね。

深い悲しみしかありませんでした。ただただ悲しかった。

子供が親に手をかける事件はたくさんありますが、私は子供の気持ちが分かる気がします。

親から傷つけられ、虐げられてきた歴史が必ずあります。

心の奥深いところには、愛されたかった気持ちとどうしようもない悲しみ、父母への僅かの愛情が残っているはずです。

 

私が首を締められた際、警察や行政やNPOに助けを求めても全部ダメでした。

子供やシングルマザー、貧困の救助策はまだあるのですが、成人した大人が同居している親から暴力を受けた時に助けてくれる機関や制度はないようです。

実際に色んな機関やテレビに出るような有名なNPOに電話しましたが、たらい回しにされたり、行政機関から直接そのような人に対する救済制度はないと言われました。

いい大人なんだから自分で解決できるでしょで全部終わりにされます。

どんなに精神と命の危機が迫っていても、です。

警察なんて始終面倒くさそうにして、「家族なんだから仲良くね」で終わり。

この警官は「家族だからこそ」仲良くできないということが分からないのでしょうね。

震えるほどの怒りがわきました。

 

そもそも毒親から離れようとしても、金銭的な面や仕事の有無、持病などがあれば家を出たくても出られません。

私は金銭的な面で出られませんでした。

もともと手取りが12、3万くらいしかないのに、奨学金と学資ローンと父親への教育費の返済(大学卒業後に300万返せと言われた)で余裕がなく、家を出て部屋を借りれるようなまとまったお金がなかったからです。

家を借りるにもまだまだ保証人が必要な物件が多いですし、保証会社を使おうとしても審査や緊急連絡先を書く欄が必ずあります。

お金もなく、親も頼れず、親以外の親族や友人にも頼れない場合は、自分がいくら頑張っても状況を変えることは極めて難しいです。

けれど私は、絶対父から離れると決めました。

親を喜ばせるのはもうやめます。

自分のために、自分が喜ぶことをして生きていきます。

そのための準備はしてきました。

そしてようやく、離れるための用意ができ始めました。

 

父が仕事に行くとホッとし、家に帰ってくると不安と緊張と嫌悪感で過呼吸になったり、胸が息苦しくなったりする毎日ですが、上京したら心穏やかな日々が待っていると信じています。

 

上京したらまずはカウンセリングをしたいです。

父親との関係が悪いと社会的な人間関係がうまく築けなかったり、異性に対して不信感があると言われます。

私はまさにこれです。

男性に対して不信感があるし、両親や親戚の不幸な結婚生活を見ているので、結婚にも後ろ向きです。

けれど本当は温かい家庭を築くのが夢でもあるのです。

ずっと緊張して生きてきたので、夫となる人に守ってもらえたらすごく安らぐと思います。

また、夫が弱っていたら絶対に支えたい。

お互いに労わり合い支え合って、人生の荒波を一緒に乗り越えていけるような関係、家庭を作りたい。

 

カウンセリングを通して心のブロックを外し、自分を認められたら嬉しいです。

こんな私でも良いと言ってくれる人と出会いたい。

 

そして子供に虐待の連鎖が行かないように、今度こそ私で終わらせます。